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倖田來未 「KILLER MONSTER」の考察

主張が強めな歌詞の曲「KILLER MONSTER」はある意味で現在の倖田來未の本心を現していると思います。 洋楽寄りのゴリゴリのカッコいいテイストの曲とMVで「倖田來未=愛のうた」のイメージが強いひとが聴いたらきっと驚くと思います!!くぅちゃんがミラーボールみたいなアーティストだってこと色んな人に知ってもらいたいので2020年の「KILLER MONSTER」について書くことにしました。 まずは、「KILLER MONSTER」という言葉がかなり恐ろしいですよね。その言葉の組み合わせを選んだ理由は、歌詞も考え合わせば明らかになります。歌詞はすごくストレートで、哲学的な比喩などを使わずに言いたいことをはっきり伝わるので。 歌詞をちょっと分析をしてみましょう。 「裏切るわけないfeeling この世の終わりなんてない Do it どう生きるか 自分で決めるし 目覚める we go'n keep on dancing」 「この世の終わりなんてない」 という歌詞は昔の曲も思い出しますね。 2010年の「UNIVERSE」というダンス曲では、 「前に進み続けていれば そう 例え今日は世界の終わりだったとしても 後悔はきっとしない だから」 倖田來未は昔からずっと同じことを言い続けてきましたね。 人生は一度だけなので、自分を大切にしたり、自分らしく生きるべき。 過去のことに囚われずに前に進もう! 「Universe」で例えにした                                               「世界の終わりだったとしても」 は少し比喩っぽいけど、 「Killer Monster」では歌詞がかなりストレートに変わって 世界の終わりとかなんてないから、立ち止まらずに                             動き出してよ!という風に聴こえます。 そのあとの歌詞も、 「どう生きるか、自分で決めるし」 は 名曲の「WALK OF MY LIFE」の歌詞に似ています。 「人がど...

Kumi Koda - Wings (album review)

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Kumi Koda has been promoting her new mini-album WINGS on TV and radio, which was released on January 18th, 2023. I love this album so I just want to cut to the chase. Here's my track-by-track review! 1. Wings "Wings" is a song that's about spreading your own wings and flying towards the future. It's a mid-tempo ballad that is not only beautiful but powerful as well, unlike the typical piano ballads you hear in the J-Pop world. It sounds pretty ethereal and makes me feel like I'm floating in the clouds when I listen to it. Keeping in mind both the album concept and the music video, I think the overall concept is executed extremely well. The "Wings" theme also reminds me of the lyrics in her song "Dance In The Rain". I believe the line about spreading your wings is taken from the song as reference. It is very likely intentional because she often repeats her favorite themes & messages in her work. This song is also the theme song for th...

倖田來未「WINGS」レビュー

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    「WINGS」は2023年1月18日にリリースされ、今月から倖田來未がテレビやラジオでプロモーションをやっています。 この素敵なアルバムをトラックバイトラックレビューで紹介したいと思います! 1.Wings 自分らしい翼を広げ未来へ歩んでいけるという意味の曲です。  「Wings」はJPOPの世界でよく聴く典型的なピアノバラードとは違って、美しいだけでなくパワフルなミッドテンポのバラードです。 ふわふわ感があり、少し幻想的で、この曲を聴く自分が浮遊しているかのように感じます。 アルバムのコンセプトやミュージックビデオを曲と合わせて考えると、全体的に完成度が高いと思います。 歌のメッセージを完璧に届けたいアーティストは、こんな風にコンセプトを徹底的に磨いてから出すべきだと思います。 「翼」というテーマも、彼女の歌「DANCE IN THE RAIN」の「翼を広げ」の歌詞を思い出します。 倖田來未は、自分が好きなテーマやメッセージを作品の中でよく繰り返すので、意図的だと思います。              「イケメンシリーズ」というゲームの主題歌にもなっています。 2. Hello Yesterday 「Hello Yesterday」は、ハッピーな曲です。前に進むのは大事ですが、過去の自分と向き合うことも大事という歌詞で、メロディーはシンプルなのにメッセージ性があって良いですね。背中を押してくれるようなメッセージ性の強い歌はまた増えましたね~ 嫌な思い出があっても、みんなそれぞれ振り返ってもいい過去はあります。 倖田來未は曰く 「でも「Hello Yesterday」ってタイトルはおかしい言葉だけど、終わった過去に対して「こんにちは!」っていうのは面白いと監督が言ってくれて。コーラス部分にもそこのワードを入れているんですけど、昨日の自分、失敗した自分にも「こんにちは!」って笑顔でいられるような自分でいたいし、そんな昨日を過ごせていたら素敵だなって。」 3 & 4. BLACK WINGS - Interlude & Trigger 「BLACK WINGS - Interlude」と「Trigger」は「堕天使」のくうちゃんを紹介。 とてもカッコイイ歌です!ヴァース、コーラス、...

「藤井風」 ライブリポート

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  この前藤井風さんのライブに行ってきました。彼のパフォーマンスにすっかり感心しました。 ソロアーティストがほとんどいない現在の日本の音楽シーンに彼がいてよかったと改めて思いました。彼がステージで踊ったり楽器を演奏したりするのを見たら、芸術的な才能が溢れていました。かなり感動的なパフォーマンスを頑張ってしてくれました。 最初のセットはほぼピアノでちょっと穏やかな感じがしましたが、それからどんどん曲が激しくなってきました。最初の方にピアノの歌をやり尽くすのは良いと思いました。途中でやったらショーのテンポが崩れてしまい、コレオやダンスを滅茶苦茶やるアーティストにとっては途中のピアノやバラードセットは体を休ませる時間になるので、そういうアーティストに良いし欠かせない時間だと思います。 風さんもちょっと踊ったりしますが、そんな大変な踊りではなく、ほとんど適当にステージを回ったり床に転がったり(笑)するのでそこまで大変ではないですね。1回自転車でアリーナを回りながら観客に挨拶してくれました。ずっと歌っていましたが、それでも彼の声がとてもよかったです。やっぱり歌がうまいですね。 風さんのライブでガガ様のことを思い出しました。。有難いことに私はガガ様がまだ芽が出ておらず、狭い会場でしかライブができなかった時期にライブに行きましたが、風さんはその時のガガ様に少し似ていると思いました。2人ともちょっと緊張しているように見えましたが、ステージプレゼンスがアーティストになるために生まれたという感がして、すごかったです。ピアノの鍵盤を強く弾いたり、叩いたりしながらパワフルな声で歌ったりするところも、やっぱり似てるな、と思いました。風さんはガガ様の曲をカバーしたことありますし、もしかしたら影響を受けていたかもしれませんね。 彼が観客に話していたところもリハーサルされていないようでしたし、言っていたことは面白くて、クスっと感じがして、そこも最初の頃のガガ様と一緒でしたね 「死ぬのがいいわ」のパフォーマンスはほぼ紅白でやったパフォーマンスと同じでした。「へでもねーよ」は、とても衝撃で良かったです。ステージのところから火が出たり、上のライトの使い方も良かったです。やっぱりライブでは、「ショー」を見たい、と個人的に思いました。歌手がただステ ージに立ちながら歌うのだけでもまぁ...

The Last Rockstars?

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  Four of the most well-known rockstars in Japan have recently formed a band called The Last Rockstars which should be something to celebrate, but their debut single has stirred up some controversy. The band name as well as the lyrics have been criticized, being called "lazy" and "uncool" by fans online. Many believe it was band member Yoshiki's idea, since he has a history of using unusual, awkward English phrases in the past in his music. Besides Yoshiki, who is from the world famous X-Japan, the band is comprised of members Sugizo from Luna Sea, Hyde from L'Arc en Ciel and guitarist Miyavi. Many fans believe Gackt would be perfect for this lineup, but due to his recent illness he is no longer active as a musician. It's a shame, but since Yoshiki is the leader not much would have changed when it comes to the music or band name anyway. The odd English lyrics in the song which is also titled "The Last Rockstars" are being criticized the ...

The Last Rockstars?

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  日本のロックスター代表の4人が「THE LAST ROCKSTARS」という名前のバンドを結成しましたが、それについて色んな意見が出ています。 バンド名はファンや視聴者は「ダサい」という声を上げ、YOSHIKIは今までよく意味不明な英語を使ってきた歴史があるので、「X-JAPAN」のYOSHIKIが決めたのだろうと多くの人が思っています。 YOSHIKI以外のメンバーは、「LUNA SEA」のSugizo、「L'Arc〜en〜Cie」のHyde、とギターリストのMiyaviです。 このラインナップにGacktさんがぴったりに合っていると思いますが、彼は体調が悪くて休んでいるらしいです。 それは本当に残念ですが、彼が入ってもYOSHIKIがリーダーなので何も変わらなかったかもしれません。 デビュー曲「THE LAST ROCKSTARS」のおかしい英語の歌詞が批判されています。 日本の曲に意味不明の英語の表現や言葉が込められていることは異常ではないですね。むしろ、それは普通のことです。 しかし、この曲の歌詞はすべてかなり単純で、統一性がほとんどなく、ほぼ意味不明です。 デビューなのに印象的な曲を作るチャンスを逃し、伝説のロックスターがこのようにつまずくのはちょっとがっかりですね。 バンドメンバーはみんなそれぞれ大成功してきて、才能が豊かなロック スターたちなのに、なんで英語の歌詞を確認せずにこんなにダサい歌を出しのだろうと思いますよね。デビューソングなのでもっとカッコイイや衝撃がある曲が良かったと思います。バンドメンバー達は歌詞で伝えようとしているのは、多分、日本で「生き残った」ロックスターは彼らしかいないということだと思いますが、歌詞や実行方法はミスですね。 でも、個人的に4人とも好きなのでこれ以上叩きたくないです。デビュー曲は今すごく話題になっていますのできっと4人とも分かっていると思います。「THE LAST ROCKSTARS」はただバンドの紹介の歌かもしれません。そう考えるとバンドの紹介するためにすごくシンプルな曲はふさわしいですね。サウンド的に結構懐かしくて、今のところはバンドの方向性を予測しにくいので次の曲はまたダサい曲ではなければファンにとっては良いサプライズになりそうです。 後はですね。。歌の「ビギディンビギディ...

Miliyah in 2023

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  Miliyah Kato has kicked off the New Year as a headliner at the "50th New Year Rock Festival 2022-2023" and completed a series of Billboard Live concerts in December. The singer seems primed and ready for 2023 which could be the most successful year for her in years. It's notable that her 2022 song "Kill My Love" has gotten a high amount of views on YouTube and her songs seem to be getting popular again with high school girls through social media apps like TikTok. "Kill My Love" is an extremely infectious song with an addictive chorus and fantastic beat drop that finishes it off and leads into the next verse. Miliyah is delivering all this in top form and I personally think it's one of the best songs of her career. The lyrics are about one night stands and trying to not get your feelings hurt in the process. She performed this song at both her Billboard Live shows and New Year's Eve peformance. At the Billboard Live performances, Mili...