「藤井風」 ライブリポート
この前藤井風さんのライブに行ってきました。彼のパフォーマンスにすっかり感心しました。
ソロアーティストがほとんどいない現在の日本の音楽シーンに彼がいてよかったと改めて思いました。彼がステージで踊ったり楽器を演奏したりするのを見たら、芸術的な才能が溢れていました。かなり感動的なパフォーマンスを頑張ってしてくれました。
最初のセットはほぼピアノでちょっと穏やかな感じがしましたが、それからどんどん曲が激しくなってきました。最初の方にピアノの歌をやり尽くすのは良いと思いました。途中でやったらショーのテンポが崩れてしまい、コレオやダンスを滅茶苦茶やるアーティストにとっては途中のピアノやバラードセットは体を休ませる時間になるので、そういうアーティストに良いし欠かせない時間だと思います。
風さんもちょっと踊ったりしますが、そんな大変な踊りではなく、ほとんど適当にステージを回ったり床に転がったり(笑)するのでそこまで大変ではないですね。1回自転車でアリーナを回りながら観客に挨拶してくれました。ずっと歌っていましたが、それでも彼の声がとてもよかったです。やっぱり歌がうまいですね。
風さんのライブでガガ様のことを思い出しました。。有難いことに私はガガ様がまだ芽が出ておらず、狭い会場でしかライブができなかった時期にライブに行きましたが、風さんはその時のガガ様に少し似ていると思いました。2人ともちょっと緊張しているように見えましたが、ステージプレゼンスがアーティストになるために生まれたという感がして、すごかったです。ピアノの鍵盤を強く弾いたり、叩いたりしながらパワフルな声で歌ったりするところも、やっぱり似てるな、と思いました。風さんはガガ様の曲をカバーしたことありますし、もしかしたら影響を受けていたかもしれませんね。
彼が観客に話していたところもリハーサルされていないようでしたし、言っていたことは面白くて、クスっと感じがして、そこも最初の頃のガガ様と一緒でしたね
「死ぬのがいいわ」のパフォーマンスはほぼ紅白でやったパフォーマンスと同じでした。「へでもねーよ」は、とても衝撃で良かったです。ステージのところから火が出たり、上のライトの使い方も良かったです。やっぱりライブでは、「ショー」を見たい、と個人的に思いました。歌手がただステ
ージに立ちながら歌うのだけでもまぁまぁ楽しめますが、もっとしてほしいですね。せめてファンサービスやバンドの参加などがあればいいです。
一番印象に残ったのは、「旅路」で ”すべてを”で最高潮にいったところにプツっと途切れました。5秒以上に及ぶ長いブレイク。そして”愛すだろう”とやっと歌いました。そういうドラマチックなパフォーマンスは、大好きで感動しました。ドラマチックな雰囲気を上手く醸し出せるパフォーマーは珍しいですが、それができるアーティストはやっぱりカッコイイです。それは3回ぐらいありましたね。歌が急に止まって、5秒の沈黙の後にまた歌い続けたこと。観客と一緒に練習してから歌ったり、みんなを笑わせたりすることは、彼が観客との接し方やコミュニケーションを取ることが得意だということを示していると思います。これから風さんのミュージシャンとしての進化や成長がすごく楽しみです。ご縁があればまた彼のライブに行きたいです!みんなさんも是非、興味があれば参加してみてください!
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